【NCW:イベント上映】石川泰地監督特集「一部屋、二人、三次元のその先」()

【NCW:イベント上映】石川泰地監督特集「一部屋、二人、三次元のその先」

【NAGOYA CINEMA Week 2024】

Meet the new film In NCW 2024

今後の映画界で活躍が期待される監督たちの作品をお届けします。 
キャスト、スタッフともにフレッシュな顔ぶれで制作された上映機会の少ない数々のインディペンデント映画からセレクトし、劇場で上映のすることで作品の魅力を発信。映画への愛が詰まった作品たちを、この機会にぜひ大きなスクリーンでお楽しみください。新しい映画との素敵な出会いがありますように。


石川泰地監督特集「一部屋、二人、三次元のその先」
夜の東京を闊歩する巨人の幻影に取り憑かれた友人に翻弄される男の運命を追った『巨人の惑星』(2021)、自室に引きこもる男とかつての映画仲間との珍妙な時間旅行を描いた『じゃ、また。』(2023)。両作品とも、撮影はほとんどアパートの一室のみ。さらに、メインキャストは監督自身とその友人の2人だけ!“自主映画”を地でいくミニマムな作品ながら、小さな部屋がいつのまにか得体のしれない大きな「何か」に接続しているダイナミックな構成が魅力の2作品を名古屋初上映します。


『巨人の惑星』
PFFアワード2021にて初入選を果たした短編作品。「巨人がさ、歩いてるんだよ」。カワイ(石川泰地)が大学時代の友達 ホンダ(国本太周)を訪ねると、彼は東京の夜の街に出現する巨人の存在に妄執していた──。自室から「定点観測」しているから世界の変化に気付いたと、飄々と語るホンダ。常軌を逸していく彼の挙動が、カワイの認識に揺さぶりをかける。なぜ、見えないはずのモノを“いる”と信じずにはいられないのか?

『じゃ、また。』
FFアワード2023にて映画ファン賞も受賞した最新作。
大学も卒業しないまま引きこもり続けているナリヤス(石川泰地)。お盆休みに学生時代の映画サークル仲間シュウタ(国本太周)が彼を訪ねてやってきた。けれども……。巻き戻される時間、ズレていく会話、何かがおかしいこの部屋で、二人が想い出すのは完成させることができなかった映画のこと。宙ぶらりんな空間で交わされるシュウタとの答えあわせが、ループする人生を少しずつ変えていく。


日時:11月5日(火)・6日(水)・8日(金)19:00
鑑賞料・参加料:¥1,000
●8日(金)は石川泰地監督トーク付きイベント上映を開催いたします

<上映作品>
石川泰地監督特集「一部屋、二人、三次元のその先」 
二本立て上映:『巨人の惑星』(25分)+『じゃ、また』(52分)

「作品情報」

石川泰地

石川泰地、国本太周

公式サイト