すべて真夜中の恋人たち(139分)

すべて真夜中の恋人たち

──なぜ、望んでしまったんだろう。 


 原作は世界的小説家、川上未映子による初の恋愛小説「すべて真夜中の恋人たち」(講談社文庫)。2011年の発行、全米批評家協会賞小説部門に日本人初ノミネート、米「TIME」誌の〈2022年の必読書100冊〉にも選出されるなど、海外でも人気を博し、国内累計発行部数40万部を突破している。 

 人との関わりを拒み孤独に生きてきたフリーの校閲者・入江冬子(ふゆこ)が主人公。ひょんなことから年上の物理教師・三束(みつつか)と出会い、交流を深めていく中で、自らの孤独や感情と向き合っていく恋愛物語。
 川上にとって初となる長編小説の映像化作品の監督・脚本を担ったのは『あのこは貴族』以来約5年ぶりの長編映画となる岨手由貴子。 

 主人公・冬子役は岸井ゆきの、三束役は浅野忠信が務め、その他には森田望智、深川麻衣、塩野瑛久ら実力派俳優が名を連ねる。さらに松坂桃李が語り役として声のみの出演を果たし、物語に奥行きを与えている。

第79回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、海外からも賞賛を浴びた話題作。現代人が抱えるリアルな孤独感やそれでも人と向き合うことの幸せや尊さをまっすぐに描いた繊細な人間ドラマを内包しながら、すべての人々を優しい光で包み込む究極の恋愛映画が誕生した。

「作品情報」

岨手由貴子

岸井ゆきの、浅野忠信、森田望智

松坂桃李

公式サイト