沼影市民プール(80分)

沼影市民プール

“海”のない街で、52年間愛された場所があった。

閉鎖、解体、そして別れ。消えゆく街の風景と、市民の記憶を静かなまなざしで掬い上げるドキュメンタリー。

1971 年、「海なき市にプールを」という市⺠の願いから⽣まれた「沼影市⺠プール」。市⺠の憩いと出会い、そして健康を⽀える場とし て、52年間で約600万⼈が訪れた。ところが2021年、さいたま市は プールの解体と、⼩中⼀貫校の建設を発表。存続を求めて900通を超 えるパブリックコメントや1万⼈以上からの署名が寄せられるも計画 は進み、2024年、プールは静かに役⽬を終えた。 本作はプールが取り壊されるまでの49⽇間を記録。公共施設の喪失 が市⺠に何をもたらすのかを描き出した。

監督は『わたしたちに許さ れた特別な時間の終わり』(13)や『解放区』(14)で知られる太⽥信 吾。ドキュメンタリーとフィクションを横断する独⾃の⼿法は、国内 外で⾼く評価され、本作は制作段階においてカルロヴィ・ヴァリ国際 映画祭2024にて⽇本企画としては初となる「First Cut+ Works in Progress Award」を受賞。その後も釜⼭国際映画祭、テッサロニキ国 際ドキュメンタリー映画祭、台北国際映画祭をはじめ12以上の国際 映画祭で上映されている。また、エンディングテーマ曲には、 SuiseiNoboAz(スイセイノボアズ)「それから」が使⽤されている。

「作品情報」

太⽥信吾

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