【STORY】
2017年、東京。若き料理人・行木由香里は、「東京都ふぐ調理師試験」に挑んでいた。「最低100本は捌かないと受からない」と言われるその試験は、一歩間違えれば人の命に関わる食材だからこそ、極めて厳しい。
世界では“危険な魚”として扱われるフグ。しかし日本人は何百年にもわたり、「食べるのをやめる」のではなく、“どう食べるか”を追求し続けてきた。
料理人、研究者、流通関係者、漁師、愛好家――。フグに魅せられた人々を追う中で見えてくるのは、日本独自の食文化の奥深さ。そして近年、「無毒の餌を与えれば、フグは毒化しない」という研究成果が、新たな可能性と議論を生み出している。
命の危険と隣り合わせだからこそ、人はここまで夢中になるのか。フグを追うと、日本人が見えてくる。
「作品情報」
宇野航
行木由香里、真貴田雄一、亀井一洋、北濱喜一
斎藤工
公式サイト