ブルックリンの都市と州北部(アップステート)の森を舞台に、日常と記憶、幻想が交錯する詩的な映像世界
遊び心に満ちた刺繍アートに導かれ、バス・ドゥヴォスの静けさとアラン・ギロディの官能、
エリック・ロメールの親密さが溶け合う、夏の夜を漂う――
2025年カンヌ国際映画祭のACID部門で話題を呼んだ、都市と自然、記憶と欲望がゆるやかに混ざり合う全4章の冒険。
アルゼンチン出身でニューヨークを拠点とする気鋭の映画作家、ルシオ・カストロが贈る、斬新にして詩的な傑作が、待望の日本上陸となる。
映画の着想源となったのは、アメリカの刺繍アーティスト、サル・サランドラの作品。色彩豊かで遊び心に満ちた刺繍アートのイメージは、本作の随所に息づき、観る者の視線を奪うだろう。
ブルックリンの街角と州北部の森を行き来する、2つの夏。そのあいだで重ねられる出会い、身体、言葉、そして詩。バス・ドゥヴォス(『Here』)の静けさ、アラン・ギロディ(『湖の見知らぬ男』)の官能、そしてエリック・ロメール(『緑の光線』)の親密さを思わせる空気感のなか、淡い幻想が差し込む夏の夜を漂う、“とっておき”の映像体験。
【STORY】
美大生の青年アドナンは夏のあいだ、叔父の洒脱な自宅で留守番をするためにブルックリンにやって来る。同時にギャラリーでインターンを始めるが、そこで展示されているのは、去年の夏、彼が出会った奇抜な刺繍アーティストの作品だった。過去と現在が交錯し始めるなか、官能と創造の出会いの連なりが、アドナンの日常の輪郭を曖昧にしていく。
「作品情報」
ルシオ・カストロ
レイス・カリフェ、ジョエル・アイザック、エズリエル・コーネル
R15+
公式サイト