世界の映画祭を席巻!
カナダで絶賛された小説を、ドキュメンタリー出身監督が映画化
監督を務めたのは、ドキュメンタリーの名手であるシャシャ・ナカイとリッチ・ウィリアムソン。2016年に共同で制作した『Frame394』(日本未公開)は第89回米国アカデミー賞の短編ドキュメンタリー賞のショートリストにも選出された。本作はカナダの作家キャサリン・エルナンデスが実体験をもとに執筆したデビュー小説『Scarborough』(未訳)を自ら脚本化し、2人に持ち込んだことから制作がスタート。2人にとって初の劇映画である本作はカナダ・アカデミー賞で11部門ノミネート、8部門を受賞。国内外の映画祭で20もの賞を獲得する快挙を成し遂げた。
【STORY】
多様な文化を持つ人々が多く暮らす、カナダ・トロント東部に位置するスカボロー。そこに暮らす3人の子供たち。精神疾患を抱えた父親の暴力から逃げるようにスカボローにやって来たフィリピン人のビン。家族4人でシェルターに暮らす先住民の血を引くシルヴィー。そしてネグレクトされ両親に翻弄され続けるローラ。そんな彼らが安心して過ごせる場所は、ソーシャルワーカーのヒナが責任者を務める教育センターだった。厳しい環境下で生きながらも、ささやかなきずなを育んでいく3人だったのだが…。
「作品情報」
シャシャ・ナカイ、リッチ・ウィリアムソン
リアム・ディアス、エッセンス・フォックス、アンナ・クレア・ベイテル
公式サイト