抗う者たち(75分)

抗う者たち

死神に「死」を告げられた男が、もう一度だけ生きる理由を問われる。 彼が選んだのは、過去をやり直すことではなく、過去に“抗う”ことだった。 再び立ち上がった彼の前に立ちはだかるのは、姉の死、裏社会の男たち、そして自身の記憶に潜む謎。 逃げる者、追う者、守る者。それぞれの正義がぶつかり合い、やがて“選択”が試されるとき、最後に残るのは、誰の声なのか——。 この魂のリバース・ドラマを生み出したのは、映画『遺品整理〜広島屋』の栗本健太郎監督。 今作では、生と死のはざまで揺れる登場人物達の葛藤を鋭く切り取っており、抗う者たちの生き様を焼きつける物語である。 主演はダンカン、助演は柳憂怜と、 あの伝説の映画『3-4X10月』以来の名コンビが、ついに再びスクリーンに帰ってくる。 


<あらすじ> 
突如、暗闇の中から現れた死神が広瀬泰造に告げた。 
「あんた、寝たまま死んだんよ」 
死をまったく自覚していなかった泰造に、死神は「生き返る道がある」と提示する。 
目覚めると泰造は、二年前のある日、亡き姉の家にいた。 
姪たちと共に遺品を整理する中で、泰造の失われた記憶が少しずつ蘇っていく。 
そんな折、病院で出会ったのは姪・前田真唯の先輩・上坂未来。 
彼女は裏社会の男たちに追われ、さらに自身の命にも限りがあるという。 
失踪した恋人の行方を追う彼女を、泰造は真唯たちと共に匿うことを決意する。
再び現れた死神が泰造に「天国へ行く為には、まだ果たすべきことがある」と告げる。
過去と現在、生と死、愛と喪失が交錯する中、抗う者たちの進む道に光はあるのか…。

「作品情報」

栗本健太郎

ダンカン、柳憂怜、さいねい龍二

公式サイト